公営ギャンブルの雄、日本中央競馬会(JRA)では、競馬場や場外馬券売り場「ウインズ」などへ足を運ぶよりよりも簡単な「おうちで競馬」が普及し、パソコンやスマホで投票する人が増えています。
公営ギャンブルの投票も、今やスマホやネットでする時代です。
競輪サイトでも同様に、いつでもどこでも投票できるようになり、コロナ禍も重なり売り上げが大幅に上がりました。
しかし、ネット投票がJRAと違うのは、公式よりも民間の投票サイトの成長が著しいことです。
因みに、中央競馬やボートレースには民間の投票サイトはありません。
民間投票サイトががあるのは、3つの公営競技。
- 競輪
- オートレース
- 地方競馬
この中でも、競輪の民間投票サイトの数が1番多いです。
それぞれ民間の各投票サイトでは、初心者にもわかりやすく、当たりやすい予想を充実させ、キャンペーンも多く実施しています。
それでも「競輪公式サイト」という安心感で、最初の投票サイトに公式サイトである「KEIRIN.JP」を選ぶ人も少なくありません。
ただ、ここまで民間投票サイトに勢いがあると、「今は公式サイトより民間サイトの方が使いやすいのかな?」と考えてしまいますよね。
そこで、この記事では、競輪の公式サイト「KEIRIN.JP」の特徴と共に、公式サイトと民間サイトの違いなども含めて紹介していきます。
民間の競輪投票サイトには、新規登録キャンペーンが充実しています。
まずは無料で投票してみてはいかがでしょうか?
競輪公式「KEIRIN.JP」ってどんなサイト?民間サイトの違いは?
競輪の公式サイトは競馬でいう「JRA」にあたる、「JKA」という公益財団法人が運営しています。
監督官庁は経済産業省となっており、「JKA」は競輪やオートレースの公益法人団体です。
要は、競輪やオートレースの民間投票サイトなども含めた、事業全体を統括している団体のこと。
余談ですが、英語では、Japan Keirin Autorace foundationとなるのですが、名前の由来は、J(自転車Jitensya)K(競輪Keirin)(小型自動車Kgatajidosya)A(オートレースAutorace)からきているそうです。
公益法人団体というのは、基本的に公共のために活動している団体のこと。
「お金を儲けるけど、その団体の利益は公共のために使いますよ。」という感じです。
例えば、競輪やオートレースの公益団体である「JKA」では、売り上げの一部で、多くの補助事業を実施しています。
公益法人は独立行政法人と同じように、儲けがあればそれを有意義なものに使う(補助事業)ために認可されています。
どちらにしろ、国が認めた団体なので、安心して利用できるサイトなのです。
公式サイトなので、新人選手から超ベテラン選手まで、登録しているすべての選手の成績や個人情報などは簡単に検索できます。
選手の情報や過去のレース結果などであれば、民間サイトと比べ物になりません。
選手情報は、ほぼ、リアルタイムの情報なので、詳しい選手情報を知るために利用している人も多いです。
また、全てのレースのLIVE配信を無料で視聴する事ができ、開催されたレース後30分もたたないうちに、ダイジェスト映像も無料で視聴する事が可能です。
例えばチャリロトやKドリームスなどの民間投票サイトは、基本的に投票はそのサイトですがレースのLIVE映像は公式の映像になっています。
公式サイトと民間投票サイトとの違い
民間投票サイトは、当初どのサイトも「重勝式投票」を販売する目的で認可されました。
「重勝式投票」というのは、後半の何レースかの1位や1位と2位を当てる投票券です。
競輪やオートレースの「重勝式投票」には、たくさんの種類があります。
なお、すべての投票サイトは、「JKA」の認可によって運営されています。
いわば、公式サイトはJKAの直系サイト。
その他の民間投票サイトは、企業努力によって独自のデータや予想、キャンペーンなどの充実を図っているのです。
最近では、「公式サイト」でも、ユーザーを誘導する積極的なキャンペーンを多く実施するようになりました。
また、「JKA」とミクシーが合同でTIPSTAR(ティップスター)を運営するなど、その垣根はなくなりつつあるように思います。
競輪の公式サイトにも予想などあるのか?
競輪の公式サイトのにも出走表に予想欄があります。
しかし、予想内容は、他の民間サイトと比べてかなりあっさりしています。
「〇〇は調子が悪いので、調子のいい〇〇が狙い目」といったような、民間サイトでよく見る細かい予想はありません。
◎〇▲などの予想印と、競輪雑誌記者の買い目予想が小さく載っている程度です。
基本的に予想は、「LIVEモード」と「選手プロフィール」のデータを参考にすることになります。
「LIVEモード」と「選手プロフィール」は使える情報なのか?順番に説明していきます。
「LIVEモード」には各種成績の基本情報が揃っている
競輪予想をするのに役立つ情報は、公式サイトにも揃っています。
直近成績 | 直近15場所の成績が見れる |
対戦成績 | 出場選手の過去一年間の対戦成績が見れる |
種目別成績 | 決まり手や勝率、連対率が見れる |
当場成績 | 出場中の競輪場での成績が見れる |
オッズ | 現在のオッズを見ることができます |
選手コメント | たまに重要なこともある |
チェックできる直近成績が15場所分と、民間サイトに比べ長くなっていますが、それ以外の情報は、だいたいどこの民間サイトでも確認する事ができる内容です。
選手のコメントは、民間投票サイトに掲載されていない場合があります。
「〇〇君の番手」「〇番マーク」「ハコ狙い」といった選手コメントは、よほどのことがない限り実行されるのでチェックしておきましょう。
民間サイトでは更にここから掘り下げた情報もあるので、TOPページの情報量では民間サイトに劣っていると言わざるを得ません。
競技場の公式サイトにはライブ映像での予想もある
競輪の公式サイトでは、LIVEモードで選手情報の横画面でLIVE配信を見る事ができます。
競輪の公式サイトは「KEIRIN.JP」の他に、各競輪場が運営管理しているサイトがあり、開催しているその競輪場のサイトへのリンクもあり、そちらの動画もチェックできます。
競輪場ごとにライブ配信がある
各競輪場によって、公式のオフィシャルサイトがあります。
レースが開催されると、MCやコメンテーターは違いますが、ほとんどの競技場で配信があり、予想がほぼ100%行われています。
配信で行われている予想が当たるかどうかは、競技場により様々です。
しかし、長年競輪に携わってきた解説者の方が展開予想などをしてくれるので、初心者にとっては「なるほどな」と、いい勉強になると思います。
ちなみに私は穴目を狙うのが好きなので、奈良競輪場の中川武志さんの予想をよく参考にしています(笑)
固く狙う方、穴目を狙う方と、色んな予想をする方がいるので、自分にあったコメンテーターを見つけてみるのも面白いでしょう。
競輪で当たりやすく負けない賭け方もあるので、参考にしてみてください。
公式サイトでも専門誌によるPDF新聞の予想が見れる
公式サイトではそれほど詳しい予想や、サイト独自の数字などはありませんが、競輪の公式サイトKEIRIN.JPでは専門誌の予想を別ページで見る事ができます。
展開や予想以外にも、開催レース毎にPDF新聞が用意されているのです。
「日刊スポーツ」や「アオケイ」だけでなく、例えば名古屋など中部地区だと「中部競輪記者クラブ」といった記者の予想も見れます。
個人的には「日刊スポーツ」の記事が、写真を使ったりカラーで表示されてて見やすいと思います。
ただし日刊スポーツは1ページで全レースの予想が書かれており、かなりギュッと凝縮した感じになっているので、ザックリとしたレース展望を体感できます。
「選手プロフィール」での予想の特徴
競輪の公式サイトでは「LIVEモード」の他に、「選手プロフィール」が見れるページががあります。
名前のとおり、投票するための多くのデータが掲載されていています。
「選手プロフィール」には、どんなデータや情報があるのか?その情報は使えるのかを検証していきましょう。
選手の個人情報は詳細な情報満載
まず、選手情報には「雨の日の成績」や「時間帯別の成績」や「バンク別の成績」など、民間サイトでよく見かける情報は掲載されていません。
しかし、もっと深い選手個人の情報については他の追随を許さないほど詳しく書かれています。
「LIVEモード」で出走表の名前からも同じページにいけますが、パソコンからだと「投票モード」で顔写真をクリックして個人情報を閲覧できます。
身長体重などの身体的特徴から、師匠や弟子、血縁関係はもちろん、好きな食べ物から嫌いな食べ物、中学高校大学のスポーツ歴などなど盛りだくさんの情報です。
あまり競輪に関係ない情報ばかりのようですが、このなかにも意外に役立つ情報があります。
養成所時代の成績は新人選手のチェック要件
競輪は毎年新人選手が入ってくるわけですが、デビューしたての頃は誰が強いのかあまりよく分かりません。
そんな時に役立つのが競輪学校での成績です。
競輪の公式サイトKEIRIN.JPでは、養成所のレースで1着~3着、さらに着外だった回数が全て書かれており、養成所での順位も記載されています。
もちろん養成所で強かった選手が競輪でも強いとは限りませんが、最初はこの数字以外に情報が無いのでチェックしておく価値はあります。
やはり順位が20位くらいまでの選手は、チャレンジクラスなら軸として信用できるでしょう。
他にも200m、400m、1000mのタイムが載っているので、そちらも参考にしてみてください。
例えば養成所の順位が50位以下の選手でも、このタイムが速い選手は「競輪」において、上位の選手を圧倒するほどの実力を持っていたりします。
「この選手は順位が低いから」といった理由だけで判断せず、タイムもしっかり見ておけばデビューしたてで情報が少ない間に、大穴車券をゲットできるかもしれません。
「平均競走得点遷移グラフ」は直近の調子の良し悪しがわかる
どの選手が勝つか予想する時、選手の競争得点を重視する方が多いと思います。
単純に競争得点は選手の強さを表す数字なので、参考にする事は間違っていないのですが、例えば同じ100点の自力選手がいた場合、どちらが勝つか予想が非常に難しいですよね。
そんな時はKEIRN.JPの平均競走得点遷移グラフを確認してみてください。
直近4ヵ月の競争得点がグラフで表されているので、競争得点が同じ100点でも直近4ヵ月での推移がわかるのです。
- 成績を落として100点になったのか?
- 成績を上げてきて100点になったのか?
- 4ヵ月前から100点を維持してきたのか?
これだけでもかなり印象が変わってくると思います。
是非チェックしてみてください。
競輪公式サイトにはキャンペーンはあるのか?
実はあまり知られていませんが、競輪の公式サイトKEIRIN.JPでも、民間サイトと同じく「新規入会キャンペーン」が行われています。
ですが、キャンペーンの内容は全体的に民間サイトと比べて控えめ。
2022年10月に関しては、ネット銀行から会員登録すると翌月に1000円振り込まれるキャンペーンを実施しています。
普段の「新規入会キャンペーン」は全員にプレゼントではなく、先着1000名となっていることが多いです。
他にもキャンペーンは行われているのですが、サイト内で何のキャンペーンをしているのか分かりづらく、CTC(サイクルテレフォンセンター)のサイトで応募しないと、ノルマをクリアしていても当選する資格が無いケースも多くあります。
その点、民間サイトではサイト内で応募が全て完了できるので、キャンペーンについては民間サイトの方がかなり優秀です。
キャッシュバックもあり、キャンペーン内容も民間サイトの方がお得なので、競輪をするだけでなく「お得感も欲しい」場合は、民間サイトの方がオススメでしょう。
まとめ
ここまで競輪の公式サイトKEIRIN.JPと民間サイトの違いなどについて紹介してきました。
LIVE配信や選手個人の情報では、民間サイトより優れているものの、レースでの選手情報やキャンペーンなどでは、民間サイトの方が優れていると思います。
但し、以前にあったアプリは現在利用できないので、また復活してほしいところ。
民間サイトを使っていても、LIVE配信など公式サイトのお世話になる事は多々ありますが、軸として使うならやはり民間サイトがおススメです。
是非「民間サイト」と「公式サイト」を上手く使って、お得に競輪ライフを楽しんでみてください。
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